2010-05-31

X2 TOKYO PRE OPEN LAB.


バイクフォーラム青山で開催されたX2 TOKYO PRE OPEN LAB.(エックスツー・トーキョー・プレオープン・ラボ)のMCを務めさせて頂いた。このX2 TOKYOは、“自転車が東京を2倍おもしろくする”というコンセプトで始まったプロジェクトで、東京を世界に誇れるスタイリッシュな自転車都市にするための様々な取組を推進していくものである。今年度は「Cycle/Connect/City」をスローガンとして4組のクリエーターをフィーチャーしつつ、自転車と東京をつなぐワークショップを順次開催していくとの発表である。ブリヂストンサイクルのスポンサーのもと、アマナインタラクティブによるスタイリッシュなクリエイティブ・ディレクションで進められている。

登場するクリエーターは、土佐信道社長プロデュースによるアートユニットの明和電機takram design engeneering の畑中元秀さん、ダンサー・演出家・振付家として活躍する珍しいキノコ舞踊団の伊藤千枝さん、松原慈さんと有山宙さんによる建築家ユニットのassistant。そして、X2 TOKYOクリエイティブディレクターの林貴則さんを加えてトークセッションを行った。一際目立っていたのはオタマトーンを自転車にセットして登場された明和電機の土佐社長だったような気もするが、“自転車と東京をつなぐ”というキーワードからクリエーターのみなさんが一体どのようなインスピレーションを打ち出すかというのは非常に興味深い。

僕がX2 TOKYOというプロジェクトに面白味を覚えたのは、ワークショップ形式を採用するという啓発手法とクリエーターをフィーチャーするというスタッフィングである。ワークショップは大規模な展開は難しいものの、着実に人に対して体感的な気づきをもたらす。そして、オモシロイ!という感覚を訴求するのは、やはり右脳的センス。その意味で、クリエーターによるインスピレーショナルな提案はとてもマッチしている。普段、中央省庁の普及啓発プロジェクトを見ていると、多大な予算を使って実に味気ない結末を迎えているものに高い確率で遭遇する。関連案件のプロデュースに携わる際には、今回のような切り口を是非紹介したい。