2010-10-21

サントリーニ島上陸


日曜に一仕事を終えて翌日の月曜にはパリ。今回のヨーロッパ出張は、フランス⇒ギリシャ⇒イタリア⇒ドイツの4ヶ国の遍歴である。ハイライトはイタリアでのプロジェクト視察&ディスカッションだが、その前にどうしても行きたいところがあった…。ギリシャのサントリーニ島。初夏の頃から何の前触れもなく突然ギリシャに行きたいという想念が生まれ、それを境に、テレビをつけたらギリシャ特番、たまたま入った店がギリシャ料理屋、購読雑誌の特集がギリシャ…こういう連続があるときは、決まってGo!というのが僕のならわしである。それだけの理由でヨーロッパ出張の行程にギリシャを組み込んだ。そして、事前に少しだけギリシャについて調べていたときに鮮烈に目に入ってきたのがサントリーニ島。なぜか不思議と懐かしい感覚にとらわれて、気がつくと僕はサントリーニの地に立っていた。

パリからeasy jetでアテネに入って雄大なアクロポリスと対面を果たした後、ピレウス港から船でエーゲ海へ。キクラデス諸島の島々を巡りながら半日ほど船のデッキで変わりゆく景色を眺めていると、崖の上に立ち並ぶ白色の建物が一際美しい島が見えてくる。踊る心で僕が見つめていたこの島こそ、サントリーニ島であった。かつてプラトンが著書『ティマイオス』で言及したアトランティス大陸はエーゲ海に浮かぶサントリーニ島であったとする説が現在最有力になっているとの話を聞くと、ますます高揚してくる。港に着いてフィラという中心部の街に入ると、僕が真っ先に目指したのは島の最北端のイア。これも全くもって僕の直感で、地図を見るとここだという感覚が確かにあるのが不思議なものである。そして、イアに着いてみてすぐに分かった。 僕がずっと呼ばれていたのはここだったのだと。


何か特別なことが起こるといったわけではないのだが、とにかく気もちのいいこの感覚…。懐かしさ、嬉しさ、ワクワク感。イアの地でエーゲ海を見ながらカフェをしていると、自然とアイデアがどんどん浮かんでくる。心身ともに喜んでいる状態が自分でも良く分かる。勿論、人によって、自分に合う場所というのは違うのだろう。しかしながら、皆それぞれ、ここにいると何だかとてもエネルギーが沸き起こってくるといった場所をもっておくのは、人生を豊かにする上で素晴らしいことだと思う。世界中を旅して様々な魅力的な街にたくさん出会ってきたが、突き抜けた特別感を抱く場所となると、そう多くはない。そんな中でもサントリーニ島は僕にとってのone of the best places in the worldになりそうである。早くも構想に新たなインスピレーションが!サントリーニ島の夜は眠れそうにない。