DOME SPARK


株式会社ドームのキックオフパーティーに招待頂き、東京国際フォーラムに足を運んだ。ドームという社名を聞いたことがない人でも、トップアスリートたちが着用しているインナーウェアのUNDER ARMOUR、同じくトップアスリートたちが愛飲しているサプリメントのDNSという名前なら耳にしたことがあるかもしれない。株式会社ドームは、UNDER ARMOURの日本オフィシャルライセンシーであり、DNSの生みの親である。

実は、学生時代に創業期のドームの仕事に参画させて頂いていて、そのご縁で今でも親しくさせて頂いており、かれこれ十数年のお付き合いになる。当時、ウェブデザイナーとして活動していた自分が更なるフィールドを求めていたときに大学の友人の紹介で安田社長に出会い、最初にウェブデザインの仕事をさせて頂いたことが事の始まり。以来、社内で様々なデザインやコピーライティングなどを中心にクリエイティブ周りの仕事をさせて頂いた。

その頃は社員がまだ10人足らずではあったものの、安田社長の大胆且つ繊細な経営手腕が非常に魅力的で、大いにインスパイアされたことが印象深い。自分は、企業のウェブデザインをはじめ、UNDER ARMOURの販促ツールとしてのペーパーデザインを手がけたり、生まれたてのサプリメントブランドDNSのコピーライティングなどを手がけたりしていたのだが、どんどん会社がバージョンアップしていく進化を肌で感じていた。

瞬く間にドームは成長を遂げ、今やアスリートの世界では大注目の企業である。社員も200名を超え、この日本経済状況の中でも毎年売上を伸ばし続けている。そんなドームの2011年キックオフパーティーは、過去のドームの歴史をレビューしながら、2011年のストラテジーをクライアントおよび関係者に対して発信する一大イベントであった。刻まれたタイトルは、「SPARK TO REVOLUTION」。トロン:レガシーさながらのステージはSPARKしまくっていた。

僕には安田社長のプレゼンが最も刺激的で、全てはSPARKから生まれると力説されていた。そこからINNOVATION(革新)が生まれ、REVOLUTION(革命)を引き起こし、EVOLUTION(進化)へと繋がっていく。全くその通りであると思う。思うに、SPARKを生み出すのは具体的な実体験からくるエキサイトメント。生々しい体験に裏打ちされてこそ、想いが爆発してSPARKが迸るのである。経験は全ての母。だからこそ、Go! Go! Go!