JFN: 山崎将志さんとの対談


本日、USTREAMおよび全国30のFM局で放送するJFN『ON THE WAY ジャーナル WEEKEND』のパーソナリティを務めさせて頂いた。今回のゲストは、先月、日本経済新聞出版社から『仕事オンチな働き者』を出版されたビジネスコンサルタントの山崎将志さん。山崎さんは、東大経済学部を卒業後、アクセンチュアでのコンサルティングを経て独立。事業再生コンサルティングのアジルパートナーズ、家事を宅配する生活総合支援サービスのカジタクや格安セルフコピーサービスの5円コピーなど、複数の事業に株主/経営者/実務担当者の3つの立場から運営に携わられている。ベストセラーとなった『残念な人の思考法』など“残念な人”シリーズの著者としても著名。そんな山崎さんに、時代の流れを読み解いて頂いた上、ビジネスの着眼点や今後の展望などについてお話を伺わせて頂いた。

個人的に非常に興味深かったのは、新規事業スタートアップの着眼点。山崎さんの言葉を借りると、人は「WANT>MUST>SHOULD」の順で動く。つまり、新しいサービス/商品を打ち出すとき、人が最も強く反応するのは“~が欲しい/~がしたい”を訴求された場合で、次いで“~しなければならない”と訴求された場合、最後に“~すべきだ”と訴求された場合となる。これには同感である。結局、内発的な"WANT"が最も強い。また、NPOの方々の中には"SHOULD"ばかりを訴求しているケースが多いかもしれないという話になり、まさにそうなっている組織の顔が思い浮かんだ。自らも"WANT"で社会にとっても"WANT"な活動こそ広がりをみせる。これは、シンプルながら非常に示唆深い観点だと思う。