2011-06-24

地元再発見☆静岡ロケ


ダヴな美』のCM撮影ロケに同行させて頂いて郷里の静岡県へ。自分の出身地ほど、意外と知らないものである。東京から東海道新幹線で西に向かうと、神奈川県はあっという間に通過するのに静岡県に入ってからが異様に長いという話をよく耳にする。かつての伊豆国・駿河国・遠江国の3国に相当する静岡県は、実際、東西に広い。富士川と大井川を境として東部・中部・西部と区分されているが、西の出身の自分は東の事情を殆ど知らない。もしかすると育った地域周辺も意外と知らないことのほうが多いのかもしれない。そのような視点で改めて郷里に足を運んでみると、次々と新たな発見がある。昔からの緑茶愛好家でありながら、今回、初めて茶畑にも足を運び、初夏の日差しを受けて緑が映える美しい景観に深く感銘を受けた。このような場所が郷里に存在していたことを知ると何だか嬉しくなる。

日本各地を旅していると、独自の景観に心奪われる地域に巡り合う一方、似たり寄ったりの無機質な都市景観に勿体なさを感じる場面も多い。事実、日本では高度成長期以降、地域全体の調和・美観・伝統を軽視した住宅・ビル・工場などが次々と建てられ、街並みや自然景観から調和や地域特性が失われていった経緯がある。自分の故郷も状況は同じく、無機質な工場や道路が次々と街を覆う様に強い違和感を覚え続けてきた。その実体験が、地域の潜在性を引き出す社会づくりをしたいという幼少の頃からの衝動を生み出しているとも言える。2年前に1人で世界一周して15ヶ国の都市群を研究した際、長い年月をかけて形成された伝統・風格・調和のある街並みが各国に散在する姿を見るにつけ、日本の街づくりに対する問題意識を新たにした。地域の人と自然の持ち味を活かした社会モデルづくりに更に踏み込みたい。