ハワード・シュルツ会長との対談@宮城県名取市


水曜夜に仙台入りして、木曜早朝に名取市へ。東日本大震災にて甚大な被害を受けた当地は、3.11から半年以上経過した今も津波の爪痕を深く残していた。閖上地区に佇む小高い日和山の富士主姫神社から一面見渡すと、目に入ってくるのは流された家々の定礎跡。やはり震災前の町並みはイメージし難い。名取市の被災状況はテレビ等の報道で目にしていたものの、実際に現場に立って目にする360度パノラマの光景には、カメラや文字を通じては伝えきれない重みがある。この半年、自身は、スターバックス、キヤノン、松下政経塾の連携による復興支援プロジェクト「道のカフェ」のプロジェクト設計を通じて活動してきたが、こうして現場入りを重ねる度に自分なりの復興支援への関わり方について意志を新たにしている。


今日、名取市の富士主姫神社を訪ねたのは、スターバックスのハワード・シュルツ会長へのインタビュー。現在、復興支援プロジェクト「道のカフェ」では、オープンカフェづくりを通じたコミュニティ再構築のご支援とともに全国に向けて被災地の現状をお伝えしたいと考えており、急遽来日の決まったハワード・シュルツ会長にメッセージを頂けることになった。この小高い神社の境内で、スターバックス会長のハワード・シュルツさん、スターバックスインターナショナル社長のジョン・カルバーさん、スターバックスジャパン社長の関根純さん、そして、道のカフェの立ち上げからずっと一緒に活動させて頂いているスターバックス巌真一宏さんと合流。被災地を視察されたシュルツ会長から日本全国へのメッセージを頂戴した。


これは、先日の道のカフェの開催において日本全国に向けた情報発信としてご協力を頂いた、JFN系列の全国ネットFMラジオ番組 "ON THE WAY ジャーナル WEEKEND featuring 道のカフェ” の収録・編集のタイミングで偶然にも今回の来日がピタリと重なり、被災地そして日本全国のみなさんに向けたシュルツ会長からのメッセージを是非とも頂戴できればと急遽の合流が実現したという運びである。その貴重なメッセージは、10/29(土)朝5:30-6:00に全国31局ネットでJFN系列のFM局にて放送の予定。復興への道のりは長い。しかし、歩いたところに道はできていく。東北と全国をカフェでつなぎ、復興への道を切り拓く「道のカフェ」。震災から半年経った今、更なるアクションが求められている。そして、道は続く。